Company Report

ホクト工業

直すことは、治すこと。

大阪府・摂津市 金型溶接・修復業
01

摂津市にある製造業で金型溶接・補修、溶接・製缶を行っています。

02

卓越した技術で溶接・製缶であれば指先のサイズから人型まで。さらには特殊鋼にも対応しています。

03

働きやすいとはなにかを追求している先進的な製造業です。

わたしたちからみたホクト工業さん

"美しい"工場。

等間隔に並んだ工具はすでにそこにあったかのよう。

等間隔に並んだ工具はすでにそこにあったかのよう。

ホクト工業さんの工場に入ると驚くのはその清潔さです。整理整頓された工具は美しく、もともとそこにあったかのように収まっています。作業スペースも同様で目に映るものすべてが清潔に保たれていました。

通常、製造業といえば、物が多く、狭く、気をつけて歩かないとすぐにどこかにぶつかることも多いです。特に町工場は狭い場合が多いのでなおさらです。ホクト工業さんには、それがありません。床も壁も美しく、ついさっきまで掃除をしていたかのようです。

「先代の時は、足の踏み場もなかった」ホクト工業代表 渡部浩和氏はそう語ります。そして「隠すことをやめたんです」そう続けました。そう言われて改めて工場をみると、インテリアとして意識したかのように、そこに自然と工具や保護具が並んでいます。

"直す"という意味を考える

素晴らしい技術がここに。

素晴らしい技術がここに。

ホクト工業さんは様々な種類の溶接機を使い分けて、他社では通常修復が難しい金型の溶接を行っています。例えば製缶部品であればTIG溶接機や半自動溶接機を使用しています。

金型の肉盛りは精密TIG溶接機を使用しています。こちらは熱の入りが抑えられるので指先サイズの溶接まで可能になっています。レーザ溶接機もあり、こちらは精密TIG溶接機よりもさらに精度が高く、より細かくより深いところまで溶接が可能です。

この素晴らしい機械とホクト工業さんの技術が噛み合った時にその真価が発揮されます。細かいからこそ難しく、深いからこそ繊細なのです。だから他社が断るような案件もホクト工業さんはこなすことができます。通常では扱わないような特殊鋼もホクト工業さんの手にかかれば難なく対応できてしまうのです。

魅せる"技術"

かわいすぎるネズミ。

かわいすぎるネズミ。

ホクト工業さんは、現在はご家族で経営をしています。中小の製造業ではこういう形態は多いですが、ホクト工業さんのスタンスは通常とは異なっており、しっかり先を見据えて、仕事中は家族ではなく、従業員として接することを意識していると語ります。マニュアルも丁寧に作成し、イベントや外部活動も積極的に参加しています。

上記の写真のネズミもその一つで、ボルトやナットを組み合わせた極小のネズミです。通常このサイズの溶接を行うと、焼き色がついたり、弱すぎると耐久性がなかったりするのですが、このネズミはシルバー色が綺麗に出ており、どこにも焼き色が見当たりません。

技術力がなせる技で、少々乱暴に扱っても部品がとれることもありません。まさにホクト工業さんだからできる技術の結晶です。可愛く、美しく、これ一匹でものづくりへの情熱が伝わってきます。

取材メモ

渡部さんは人柄が本当に素晴らしく、私たちのどんな質問にもひとつひとつご丁寧に回答していただきました。従業員の方への接し方も非常に勉強になりました。

どんな人でも同じようにできることをこの段階からすでに意識しており、できる限り曖昧にせずにマニュアルも誰もが理解できるように制作しています。ここなら、どんな人が来ても卓越した技術を素晴らしい環境で学ぶことができるのでしょう。そう感じました。

INTERVIEW

社長インタビュー

渡部代表
渡部代表
デジタル技術も含め、積極的に進化していきたい、と語る。
ここは、なにもかもがやさしい——。(日野記者)
お仕事内容について具体的にお聞かせいただけますでしょうか?

当方は金型溶接の修復を行なっています。サイズは指先サイズから人物サイズまで可能となっています。特にレーザ溶接は本当に細かいところまで溶接することができます。技術としては難しいですが、より多くの人の課題を解決したいと思い現在も行なっています。

他社と比較して強みとなるポイントや魅力はどこですか?

やはりうちの強みは顕微鏡を使いながらする微細な溶接が強みとなっています。通常の溶接では、熱量がかかりすぎて焼き色がついて紫色になってしまいがちですが、うちの機械だとそれを抑えることができます。同様に、熱影響の関係で起きる薄型の板などの変形も防止することができます。

この溶接は照射範囲が狭く難易度が高いので、慣れていない方がやると熱が集中してしまいます。ただ、当方では、必要最低限の熱量を見極めてそれを的確に照射することができ、お客様からそういった点を評価していただいております。

御社が大切にしている価値観はありますか?

先入観を捨てて様々な先進的な技術を取り入れることです。デジタルにせよ、他社の技術にせよ、学べるところは学んで取り入れられることは積極的に取り入れて、より効率よく、より柔軟に、ということを意識しています。

従業員の方のワークライフバランスを保つために取り組んでいることは?

効率よく仕事ができるように仕事内容や課題を丁寧に共有するようにしています。業務に集中できるようにし、その最中は最大限のパフォーマンスを発揮できるようにこちらでできる限りのサポートを行うことで、残業を減らせるように取り組んでいます。

社内コミュニケーションを円滑にするために取り組んでいることは?

朝の業務が始まるまでの会話、昼の休憩時でのごはんを食べながらの会話の時間を大事にしています。またお互いの感謝を忘れずに、リスペクトしながら仕事に取り組んでいます。それをできるだけ言葉にするように心がけています。

従業員の方に働きがいを感じてもらうために行なっている取り組みは?

情報共有をする事で、仕事に対する自分の責任への意識付けは気をつけています。また分からない事は聞きやすい環境である方がいいな、と思っているのですが、なんでも聞くのもどうかな、と思い簡易的なマニュアルを用意しています。

あとは、できる限り褒めあって自己肯定感を高めたり、問題が起こってもどう対処すべきか、ということに切り替えます。そうすることで問題を先延ばしにせず都度ごと解決できますから、その重要性を伝えるようにこころがけています。

御社で働く1番の魅力はなんだと思いますか?

顕微鏡を見ながらの作業は普段見る景色とは違っています。その中で金属を溶かしながら形にしていく作業は難しい所はありますが細かなパズルを組み上げていくような感覚があります。綺麗に仕上がったときはすごく達成感があります。この感覚は他では味わえないもので当方ならではの感覚かな、と思っています。

ホクト工業さんの今後の展望についてお聞かせください

事業内容としては、今のとにかく周知活動を続けて、いろんな方に知ってもらいたいな、と思っています。特にデジタル活用の強化であったり、日々勉強であったりと意識しています。例えばITパスポートといった資格の取得に取り組んでいます。

では最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。

事業所としては小さい規模ではあるのですが、「大阪ものづくり優良企業賞2023」に選ばれたりと、大阪府に認められた技術を持っています。ただ、まだまだ発展途上で至らない所も多くある事業所なので、希望者の方とともによりよく歩んでいければと思っております。

一緒に寄り添えるようなサポート体制を意識して取り組んでいきますので支えていただければ幸いです。

取材メモ

ここは、本当にやさしい場所だな、と感じました。代表も含め事業所の空気感、清潔感どこをみても人の気遣いが感じられます。マニュアル一つとってもその優しさが伝わってきました。

技術は本当に素晴らしく、多くの人がこのホクト工業さんを頼ってくるのはお話を聞いていて心底納得しました。人柄も技術もまさに一級品な製造業でした。

LINKS
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