Company Report

和宏電機工業株式会社

人を支え、人に支えられる——。

大阪府・寝屋川市 電気機器製造業
01

寝屋川市にある製造業で配電盤や制御盤などを製作しています。

02

創業五十年が物語るようにベテラン揃いで大手企業からも高い信頼を得ています。

03

変化をためらわない進み続ける製造業です。

わたしたちからみた和宏電機工業さん

シャッターが無言でその"大きさ"を語る

ISO認証工場です。

ISO認証工場です。

寝屋川市の国道170号線沿いに、その工場はたたずんでいます。飲食店が多く並ぶエリアの中で、縦に大きく伸びたその会社は、周囲とは異なる存在感を放っています。

駐車場に入ると、すぐに目に飛び込んでくる大きなシャッターが、この工場で製作される製品のスケールを物語っています。

和宏電機工業株式会社さんは、創業50年以上の歴史を誇り、工場向けに配電盤や制御盤を製造しています。その製品の多くは2メートルを超えるため、大きな工場スペースが必要とされます。そんな巨大な工場が、突然、飲食店が立ち並ぶ国道沿いに現れるのは、まさに驚きの光景です。

整然と迫力の"両利き"

整然と迫力が両立する工場

整然と迫力が両立する工場。

和宏電機工業株式会社さんは、製造業の中でも比較的大型の製品を作っているため、工場内は狭いだろうと想像していましたが、その想像は良い意味で裏切られました。

工場内は見事に整理整頓されており、大きな部材はもちろん、小さな部品も作業の効率を考えて最適な方法で収納されていました。こうした細やかな気配りが、製品の品質にもつながっているのでしょう。

ただ、何よりも驚いたのは製品の大きさです。2メートルを超える輝く筐体の中に、カラフルな配線がまるでアートのように収まっていました。その様子からは、無から有を生み出す製造過程がまったく想像できないほどでした。人の手でここまでの製品を作り上げることができるのか、と改めて製造業の力強さを感じました。

静かで確かな"空気感"

職人だからこそ出せる独特の空気感が漂う。

職人だからこそ出せる独特の空気感が漂う。

製作物の大きさとは対照的に、工場内は静かな雰囲気が漂っていました。取材中、私たちがすれ違うと従業員の方々は笑顔で挨拶してくれましたが、作業中の様子はまさに職人といった感じで、落ち着いて黙々と仕事に取り組んでいました。

必要なコミュニケーションはもちろん取られていますが、ベテラン揃いの現場なので、お互いへの信頼感が非常に強いとのことでした。そのリスペクトが故に工場内は静かではありますが、確かな集中力が漂っており、それは普段感じることのない特別な感覚でした。「これが職人なのか」と、その空気を通じて強く実感することができました。

取材メモ

私たちは取材するにあたり非常に緊張していましたが、社長さんや従業員の方が親切かつ丁寧に取材に対応して下さったため、リラックスして取材することができました。知識の少ない私たちに単語の意味を教えて下さったり、私たちでも分かるようにお話をして下さり、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

INTERVIEW 01

社長インタビュー

日野社長
日野社長
1番大切なのは人なので、と語る。(写真右手前)
変わることを、ためらわない——。(金銅記者)
お仕事内容について具体的にお聞かせいただけますでしょうか?

主に工場向けに配電盤や制御盤、キュービクルなどを作っています。一般的な工場やマンションに使用されるような物は作っておらず、特殊で規格外な物を作っています。これからはパナソニックさんの工場で使用されるキュービクルを作る予定です。

他社と比較して強みとなるポイントや魅力はどこですか?

オーダーメイドを主としてやっていますのでカタログにない特別仕様の製品を提供し、そこで差別化を図っています。また、設計から生産まで一元化し、各分野のスペシャリストが分担して作業しています。そのため、急な仕様変更や動機変更にも柔軟に対応しています。

御社が大切にしている価値観はありますか?

他社で真似出来ないことを挑戦するということを心掛けています。

従業員の方のワークライフバランスを保つために取り組んでいることは?

20人規模の会社で休みが少なかったんです。ただ、代が変わったことをきっかけに、ここ2、3年前で休みを増やしまして、今年から週5日制、週2回は休みにすることでオンとオフを切り替えてやってもらえるように取り組んでいます。

大企業では当然なことではあるのですが、なかなか小規模の会社では難しいことではあるので力を入れて取り組んでいます。

御社で働く1番の魅力はなんだと思いますか?

規模は小さいですが、大手のお客さんが多いのでそこには自信を持っています。また、信頼も確かです。最初はどうしても値段が高いという印象を与えてしまいますが、リピートをしてくれ、金額は高いが丈夫なので結果安いといった評価をいただいております。

また少人数でやっているので、即戦力となって働く必要性を求められます。そのため、仕事にやりがいを感じる機会も多いと思います。

では最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。

規模が小さい会社で、大手のお客さんが多いということで責任感が必要となります。また即戦力となって働く必要があるので、成長したい方、チャレンジ精神を持った方と一緒に働けたら嬉しいな、と思います。働きがいがあると思うので、ぜひ、よろしくお願いします。

取材メモ

従業員さんを大切にしていることがインタビューの様子から感じることができました。安全面やライフワークバランスなど、製造業では特に大切ですがなかなか達成できない企業さんも多いと聞きます。

そんな中で和宏電機工業は従業員さんの幸福度をなによりも優先とし会社の制度から作り変え、キャリア成長も積極的に押し出しています。その姿勢に感銘を受けました。

INTERVIEW 02

従業員インタビュー

原田部長
原田部長
シンプルな軸をもつ、と語る。(写真左奥)
真の意味でチャレンジできる環境がここには、ある——。(金銅記者)
1日の業務を教えてください。

8時45分から全体朝礼、ラジオ体操を行います。そこで、全体にむけての連絡事項を言います。その後始業です。12時から13時までは1時間の昼休憩です。15時から15時15分までは15分休憩です。そして、17時30分で終業です。就業報告などは特になく、自分の仕事が終われば終了です。

残業や休日についてはどうですか?

残業は仕事の進捗次第です。製造業なので忙しい時期と暇な時期があり、忙しい時期は残業があります。基本的には、本人の判断で仕事を終えて大丈夫です。休日については、週休二日+有給。年間休日は今年で114日です。

働いてやりがいを感じる瞬間はありますか?

私自身は営業的なところを軸足に置いているので、自分が提案した内容が採用されて、お客さんが工場に入ってお客さま実際に使う時に、よかったと言ってくれることが働いてやりがいを感じる瞬間です。

また、設備を導入すると3、40年そのまま動き続けます。そのため出荷の際は、息子や娘を送り出すような感覚があります。その設備の変圧器や機器の動作音を聴くと達成感があって良かった、と感じます。

御社で働く上での1番の魅力はなんですか?

チャレンジしやすいかなと思います。社長に、なぜこうしたのか、と問われ、僕の思いでこうしました、と伝えたときには、じゃあやってみようか、って言ってもらえる環境ではあります。

社長との距離が近いことです。大きい規模の会社に行くと、社長に会うことはないと思います。そういう意味でも距離が近いということもやりがいの1つかもしれないです。また、失敗してもとがめられない安心感が魅力です。真摯に話を聴いてくれたりとか、社長が代わりに謝罪してくれたりとか、一人で背負いこまなくて済むという点がとてもありがたいです。

働く上で大切にしていることはありますか?

自分がなんでこうするかっていう軸です。私の場合は、自分がしんどいとか、あの上司がどう思うかは全然関係なくて、それが会社にとってプラスになるかマイナスなのかっていう考えです。様々な場面でも適用できるシンプルな軸を持つようにしています。

では最後に求職の方へメッセージをお願いします。

とりあえずやりたいことがなかったら、いろんなことやってほしいなと思います。行き着いた場所で自分なりに頑張ってみたらいいと思います。年代で見えてくるものが違うし、やりたいことって実は向いてなかったりします。また、やりたいこととできることは全く別です。これしかないという考えは可能性を縮めてしまうのでいろんなことをやってほしいなと思います。

取材メモ

チャレンジできる環境があって、失敗しても咎められることがないという現場、実際どれだけあるのでしょうか。そういう風土があるからこそ、変化を恐れず前に進むことができるのでしょう。50年も製造業として信頼を得てきているその源がこのインタビューから垣間見ることできました。

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